拭き上げを始め、洗車の各工程をキッチリとこなすことによって、仕上がりに大きな差が出ます。洗車における注意点は、ホコリと汚れを引きずらない様にすることです。ホコリと汚れを引きずることによって、車に傷ができてしまいます。
また、水分や洗剤成分、保護剤の余剰分を残さないことも重要です。これらは、傷やシミの軽減、艶や撥水などの保護剤効果の発揮にも大きく影響します。
拭き上げには吸水性の良いクロスを使用します。ここではおすすめのクロスをご紹介いたします。
1. マイクロファイバークロス
超極細繊維なので、塗装にも優しく、洗車作業全般(濡らす・塗る・拭く)に活用できます。
2. セームクロス
塗装面に対して、よりデリケートな作業が必要な場面におすすめです。
車の拭き上げを行うコツをご説明いたします。
クロスを使用しての拭き上げは、基本はどんな場面でも、縦と横で触れる対象物の形状に合わせた動きをすることが綺麗な仕上げのコツです。
また、クロスは手のひらでコントロールできるサイズに折り畳んで使用します。(一般的なクロスは四つ折り)クロスを握って使用するのではなく、手のひらでしっかり平面に保ちながら拭き作業をすることが、拭き残しやムラのない仕上げに繋がります。
汚れが角に残りやすい窓の拭き上げでは、ガラス中央部とフチ部を意識し、縦・横の直線拭きが綺麗に仕上げるコツです。ガラス面全体を水(または専用クリーナー)で汚れを浮かせた後、素早く乾拭きで仕上げると良いでしょう。
ボディを拭き上げる際には、光の通りを意識し車両の進行方向、またはプレスラインに沿った拭き上げが美観向上に繋がります。基本クロスは縦・横の動きです。デリケートな塗装面に対しては過度な力は入れず、優しく撫でる拭き方が洗車傷のリスク軽減となります。
ワックスやコート剤などの拭き上げの際には、塗布した溶剤を塗装面に均一に馴染ませる様、一定の力加減での作業がムラの無い綺麗な仕上げのコツです。また、溶剤の拭き残しは美観を損なうだけでなく、汚れ取り込みの原因になることもあります。そのため、仕上げ用の乾拭きクロスなどを使用し、縦・横、または近距離や少し車から離れた所から…など、目線を変えながら仕上がりを確認すると良いでしょう。
クロスは同じ面ばかりを使用せず、拭き取り感が変わらない様に、折り返したり新しいクロスに交換したりしながら常に好状態を保ちましょう。
洗車機を普段利用している方も拭き上げはした方が良いです。その理由としましては、水分や洗剤が完全に洗車機で落ちるわけではないからです。水分や洗剤が残っていると、自然乾燥によるシミの原因となります。
洗車傷のリスク軽減、シミ防止のための手際よい作業、車の形状に合わせた均一な作業、広い面や細部などパーツに合わせた処理…といったテクニックが必要な拭き上げの作業は、仕上がりに大きく影響します。
カーケアジャパンでは、高級外車をメインに小型車から大型車、スポーツカーやスーパーカー、特殊車両など、様々なタイプの洗車実績があります。
素人とプロでは仕上がりに明らかな差が出てきますので、より美しい仕上がりや、車に少しでも傷を残したくないという方は、ぜひ弊社にご依頼ください。