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慎重に行うのがポイント!フェラーリの洗車方法を紹介

憧れの車であるフェラーリ。オーナーなら常にきれいな状態を維持したいものですよね。見た目という観点だけでなく、車体の劣化を防ぐ意味でも洗車は重要なメンテナンスの1つです。

しかし、一般的な車と違って、フェラーリの洗車には注意すべきポイントがあります。ここでは、フェラーリを洗車する際に注意すべき点や、具体的な洗車方法について紹介します。

フェラーリは洗車機で洗うのはNG!

主にガソリンスタンドに設置されている洗車機は、ドライブスルー方式で手軽に洗車できるのが魅力的です。単に水洗いするだけでなく、ボディシャンプーを使用してきれいに仕上げてくれますし、コーティングなども行うこともできます。

以前は、ボディに細かな傷が付いてしまうなどのトラブルがつきものでしたが、最近の洗車機はボディに傷をつけにくいブラシを使用して、高圧洗浄で汚れを落とすために傷を気にする心配はなくなりました。

一方で、繊細な塗装を施しているフェラーリを洗車機で洗車すると、塗装が痛むリスクがあります。また、後述するようにフェラーリは防水性に劣る車であり、高圧洗浄によって内部に水分が侵入するリスクがあります。

他にも、ガソリンスタンド側としても高級車であるフェラーリを傷つけてしまうことを恐れて、洗車を断るケースもあるのです。

洗車で気をつけるべきポイントは?

フェラーリは洗車機が使用できないために、洗車する場合は自分で行うか専門業者に依頼することになります。自分で洗車する場合、通常の車と違って注意すべきポイントが多数あります。

はじめに、フェラーリの塗装は特殊仕様であるという点が挙げられます。特に1990年までのモデルでは、塗装にムラがあったり傷つきやすい車両が多かったりするのでで、なるべくダメージを与えないように慎重に洗車しなければなりません。

また、フェラーリは基本的に雨の日を走行することを想定してデザインされていません。
よって、部品の合わせ目の精度や防水性能が弱い車が多く、内部に水分が侵入して故障するリスクもあります。これにより、洗車時には水で洗い流す際には、細心の注意が必要となるのです。

フェラーリの洗車手順

ここでは、具体的なフェラーリの洗車手順について紹介します。

使用する用具は?

フェラーリの洗車で使用するために使用する用具は、基本的に特殊なものは使用しません。
鉄粉除去剤、マイクロファイバーやカーシャンプー、ムートンブラシ、ワックス類、コンパウンドなどを使用します。なお、後述する防水加工のためにマスキングテープなどの準備が必要な点が、普通車と異なります。

絶対に使用してはいけないものとしては、高圧洗浄機があります。
高圧で洗浄すると汚れは確かに落ちやすいのですが、フェラーリの繊細な塗装が剥がれたり、防水性が弱いために内部に水分が侵入したりすることを防止するためです。

フロント部分のライト周りはマスキングテープで防水する

電気系統が集中しているのがヘッドライト周りです。フェラーリでも、なるべく水分が侵入しないようにシーリングされていますが、それでも内部に水分が侵入してしまうリスクがあります。よって、フロント部分のライト周りは念の為にマスキングテープで防水しておきましょう。

網目状のエンジンフード周りにタオルをかける

フェラーリの多くは、エンジンがむき出しに近い状態で露出しています。よって、網目状のエンジンフード部分に水をかけると、ダイレクトにエンジンに水が侵入するのです。
これを防止するために、エンジンフード周りにバスタオルなどをかけて、水はねなどによって水分が侵入することを防止してください。

ホイールから洗浄する

フェラーリの洗車は、タイヤとホイールから行うことをおすすめします。ホイールには、泥や油脂系の汚れ、ブレーキパッドやローター粉が付着しています。かなり頑固な汚れとなるので、水をかけて一生懸命洗おうとすると、水が跳ねてボディに付着することが多いです。
よって、先にタイヤとホイールの洗浄からスタートするようにしましょう。

まずは、大量の水で予洗しておき、鉄粉除去剤などを使用してブラシで汚れを除去します。
あくまでも優しくブラッシングして、傷をつけないようにするのがポイントです。
汚れを落としたら、水で洗い流して乾いたタオルで水分を拭き取ってください。

ボディ全体に水を慎重にかける

ボディの洗浄は、まずは水で予洗します。ただし、防水加工したヘッドライト周りやエンジンフード周りには必要以上に水がかからないようにしてください。
この予洗で、大きめの汚れを落としておくことで、拭き上げる際に余計な傷が発生するリスクを防止できます。夏場ですぐに水分が蒸発してしまう場合、イオンデポジットが発生する事があるのでパネル別に予洗~拭き洗いを行うようにしましょう。

ムートンブラシで優しく拭いていく

水がある程度乾ききる前に、ボディシャンプーなどを付けたムートンブラシで優しくボディ全体またはパネル単位で拭き上げます。使用するボディシャンプーは、なるべくワックスやコーティング性能があるものを選ぶことで、より効率よく洗車が可能です。

部位別に、大きめのムートングローブや小さめのムートンブラシを用意すると、スピーディーに洗車ができます。もし大きめの汚れがあれば、拭き取らずなるべく水をかけて取り除きましょう。拭き上げたら、乾く前に水で洗い流してボディシャンプーを落とします。

水分を吹き飛ばす

ボディに付着した水分は、エアコンプレッサーなどで吹き飛ばします。この際には、水分が侵入しやすい部分ではなく、ボディ外部に向かって行うことを意識してください。
最後に、吹き飛ばしきれなかった水分を、マイクロファイバークロスで優しく拭き取れば完成です。

まとめ

フェラーリの洗車は、手間がとてもかかるので大変な作業となります。
愛車を美しく保つのであれば、最低でも月2回は洗車をしておきたいところ。しかし、月2回の洗車は忙しくてご自身で行うことが行うのが難しいという方も多いのではないでしょうか? そのような方は、洗車の代行業者へ依頼することも検討してみると良いでしょう。

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