2015年8月4日
カテゴリー: お知らせ, メンテナンス
タグ: 993, オイル漏れ, ポルシェの洗車, 修理, 空冷
みなさんこんにちは!
カーケアジャパン祖師谷ファクトリーです!
今回のメニューはカーケアジャパン中古車販売部門で販売中の「ポルシェ993カレラ」の点検整備についてご紹介です。
車両下取り時点で点検を行い、微量ではありますがエンジンからの「オイル漏れ」を発見しました。
空冷エンジンのタイプのポルシェは良くある事と言ってそのまま販売してしまう業者さんもいるみたいですが、弊社テクニカルマネージャー平賀がそれを許す筈がありません。
よって整備となります。
運転席側のカムカバーよりオイル漏れが確認されました。早速周辺パーツを外していきます。
オイル漏れを起こしたことでエキゾーストマニフォールドにオイルが付着し、
「イヤナ匂い」を発していました……。
長年オイル漏れを起こしていたのでしょう、かなりエキゾーストマニフォールドが汚れています。
周辺機器をはずし、やっとカバーの脱着ができる状態に。
液体ガスケットが使用されていたので、きれいに除去してガスケット面の修正を行っていきます。
新しいガスケットを装着し、カバーボルトをステンレス製に新たに交換し規定のトルクで締め込みます。
助手席側のバンクも同様の作業を行います。ちなみに助手席側はエアコンのコンプレッサーなどがありちょっと面倒です。
以前に修理した形跡はありましたが、さすがにエキゾースト関係の熱に絶えられなかったようです。
これでエンジン本体は終了、つづいて補機類の装着です。
オマケですが、この年代から以前のポルシェに良くあることの紹介です。
上記2枚の写真は車体後方のエンジンハンガー部分です。本来この形で外す事はないのですがある事情でこの形になりました。
原因は2枚目の写真のように隙間に葉っぱなどがつまり、そこに湿気をおびてしまい金属が腐食してしまっていたので車載状態での脱着が困難になってしまったのです。
もちろん、この部分もきれいにして防錆処理をおこないます。
エキゾースト関係のクリップ類も熱によりかなり錆が進んでいます。よって交換です。
エキゾースト関係のボルトナットでどうしても外れないものは切除して新品に交換します。
汚かったエキゾーストマニフォールドもきれいに洗浄し装着します。
すべてのパーツを元に戻してエンジンオイルを交換して作業は完了となります。
作業時間的には損傷状態にもよりますが3日間くらいです。
いかがでしたでしょうか?
カーケアジャパンでは、このような修理も随時承っております。
皆様も、お困りの際にはぜひ一度ご相談ください。
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